好きって言って?


「おっ、おう」

そう言って下を俯いた侑が可愛く見えた。

「帰るぞ」

「うんっ」


『侑と一緒に帰らない事』
『約束』

ふと、頭に花ちゃんの書いた紙切れの事を思い出した。
約束...
かなり一方的だけど一応、約束。

私、とんでもない約束しちゃったみたい。
せっかく侑と帰れると思ったんだけどな。

どうも神様は私の思い通りにしてくれないみたい。


「痛いや」

そう言って私は走り出した。