好きって言って?


「馬鹿」

坂の手前で私は立ち止まった。

「馬鹿!馬鹿馬鹿!私の馬鹿!」

気が付いたら今通ってきた道を戻っていた。
そして10分もしないうちに学校。

「開いてないや」

どうしてもあの紙切れが心残りだ。
罪悪感には勝てなかった。
あんな事してても解決しないし、何より自分がされて嫌な事は人にしないって。
散々、侑に言われてきた。

侑は人一倍、正義感が強かった。

私がこんな事したら侑だって怒っちゃうもんね。