「知らない。こんなの知らないんだから」 紙切れをぐしゃぐしゃにして、花ちゃんの下駄箱にいれてやった。 なんだか花ちゃんと同じような事してるような・・・そんな罪悪感。 いいや。やり返しだもん。 私だって、一方的にやられてるようなヤワな女じゃないって教えないと! 「いいの」 そう自分に言い聞かせて学校を出た。 朝、侑と通った道を歩く。 もうすぐあの坂がある。 行きは怖い下り坂だったけど、帰りはキツーイ上り坂。