「けっこん?」 「すきなひととずっといっしょにいられるまほうだよ」 結婚は魔法。 あの時は信じて疑わなかった。 「すごーい!ゆうたん、まほうつかーい!」 「けっこんしてくれる?」 「うんっ!ゆうたんだいすきー」 私がそういうと、侑の顔がピンク色から赤色に染まったのを覚えている。 何もかも幼すぎた。 幼い私達は叶えられるかも分からない約束をしました。