私は、あの日以来から、大切な何かを失った。



人は、大切な何かを守ろうとする。
自分を犠牲にしてまでも・・・・。

しかし、

その犠牲は、多くの人を巻き込むこともある

犠牲にされた人は他の人を巻き込もうとする。

自分の子供も巻き込むことも・・・・・





“あんたが生まれたせいで私は、あの人に捨てられたのよ!”

“何で産まれてきたのよ!”

“何もかもあんたのせいよ!償いなさいよ!”




私の失ったものは、犠牲から生まれた感情で失った。


‘心’


というものを






でも、ある日

私は、アナタに拾われた。

アナタは、私に‘心’と言うものを教えてくれた。

私の枯れ果てた大地に一つの種を植えてくれた。

水をくれた。

色を塗ってくれた。


そんなアナタに私は、アナタを庇うことしか出来なくて


ごめんなさい


あの時から、私のこの思いは止まったまま。

でもね、それでも私は、



今でも・・・・・