「そーだ、昨日の夕方隣町にあるマクドの近く、通らんかった?男の人と一緒に。」
「・・・っは!?」
な、なんで?
なんで舞がそのことを知っているの?
でも、確かにマクドの前を通った。
社会人二年目にナンパされて、連れてかれたのはまさにマクドナルドだったから。
こんなに安上がりの場所に大人の男に連れて行かれるとは全く思わなかった。
まあ、でもなんとなく理解できた。
私より全然子供だったし・・・。
でもなんで?なんで舞が知ってるの!!
あかねは動揺しながら答えた。
「な、なんで?」
正直、答えにはなっていないが。
「昨日英李(えり)が見たらしくてさ。あかねと男の人。メールも来たよ」
英李、という人物は舞とあかねが高校3年生になって初めて知り合い、友達になった子だ。
昨日、一緒にカラオケもいっていた。
「ほら写真付きで」と舞が携帯を見せてきた。
それは、英李が一斉送信メールで送られていたメールだった。
メールの内容は、写真付きで件名は「あかねスクープ写真」。
英李はどうやら、うわさ好きらしい。
添付されていた写真を見ると、そこには結紀肩を抱かれながらマクドナルドに入っていくあかねの後姿だった。
顔は見えないが、あの時カラオケに一緒にいた英李なら、後姿だけで私だと思うだろう。
そして、メールの本文は舞が
一斉送信、ということはこのメールを見たのは舞だけじゃないんだな・・・。
「やっぱり彼氏?」
「か、彼氏じゃないッ!!」
「え、そうなん?にしちゃ肩抱かれてラブいけど・・・」
それは断じて違うッ!強引に肩を掴まれてただけ!!
すっごく痛くて、今も腫れてるんだから!!
「違う!昨日、実はナンパされて」
「ナンパ?あかねが?めずらしい」
「うちだって驚いたよ、向こう24歳だし」
「はぁ!?24歳!?!?」
言ってしまった、と思った時には遅かった。
舞は、周りにも学生や人がいる中で大爆笑した。
「ははは、24歳、あかねが、ナンパ・・・ぶっははは!!」
「わ、笑いすぎ!!」
は、恥ずかしい!!
舞は大声で「24歳にナンパされた高3がここにいまーす」といわんばかりに笑っている。
「なんで24歳?大人っぽく見えたのかな。まあ私服だったし・・・ぶはははは!!!」
「もー・・・」
舞の笑いは止まらない。
「あかね、このメールさ昨日カラオケ行った人みんなに送信されてるから・・・ぶはッ!!」
「は、みんな!?」
これはヤバい。
昨日カラオケに行っていたのはあかね、舞、英李のほかにあと10人以上いたはず。
しかも、男子も混ざってた。
「嘘でしょ・・・」
呆然と立ち尽くすあかねの隣で「クククク」と笑いをこらえ切れていないあかねの声が聞こえた。
舞の笑いはまだ止まっていなかった。
「・・・っは!?」
な、なんで?
なんで舞がそのことを知っているの?
でも、確かにマクドの前を通った。
社会人二年目にナンパされて、連れてかれたのはまさにマクドナルドだったから。
こんなに安上がりの場所に大人の男に連れて行かれるとは全く思わなかった。
まあ、でもなんとなく理解できた。
私より全然子供だったし・・・。
でもなんで?なんで舞が知ってるの!!
あかねは動揺しながら答えた。
「な、なんで?」
正直、答えにはなっていないが。
「昨日英李(えり)が見たらしくてさ。あかねと男の人。メールも来たよ」
英李、という人物は舞とあかねが高校3年生になって初めて知り合い、友達になった子だ。
昨日、一緒にカラオケもいっていた。
「ほら写真付きで」と舞が携帯を見せてきた。
それは、英李が一斉送信メールで送られていたメールだった。
メールの内容は、写真付きで件名は「あかねスクープ写真」。
英李はどうやら、うわさ好きらしい。
添付されていた写真を見ると、そこには結紀肩を抱かれながらマクドナルドに入っていくあかねの後姿だった。
顔は見えないが、あの時カラオケに一緒にいた英李なら、後姿だけで私だと思うだろう。
そして、メールの本文は舞が
一斉送信、ということはこのメールを見たのは舞だけじゃないんだな・・・。
「やっぱり彼氏?」
「か、彼氏じゃないッ!!」
「え、そうなん?にしちゃ肩抱かれてラブいけど・・・」
それは断じて違うッ!強引に肩を掴まれてただけ!!
すっごく痛くて、今も腫れてるんだから!!
「違う!昨日、実はナンパされて」
「ナンパ?あかねが?めずらしい」
「うちだって驚いたよ、向こう24歳だし」
「はぁ!?24歳!?!?」
言ってしまった、と思った時には遅かった。
舞は、周りにも学生や人がいる中で大爆笑した。
「ははは、24歳、あかねが、ナンパ・・・ぶっははは!!」
「わ、笑いすぎ!!」
は、恥ずかしい!!
舞は大声で「24歳にナンパされた高3がここにいまーす」といわんばかりに笑っている。
「なんで24歳?大人っぽく見えたのかな。まあ私服だったし・・・ぶはははは!!!」
「もー・・・」
舞の笑いは止まらない。
「あかね、このメールさ昨日カラオケ行った人みんなに送信されてるから・・・ぶはッ!!」
「は、みんな!?」
これはヤバい。
昨日カラオケに行っていたのはあかね、舞、英李のほかにあと10人以上いたはず。
しかも、男子も混ざってた。
「嘘でしょ・・・」
呆然と立ち尽くすあかねの隣で「クククク」と笑いをこらえ切れていないあかねの声が聞こえた。
舞の笑いはまだ止まっていなかった。