ついに来てしまったこの日。

どちらか言わなければいけないこの日。



学校から帰るとまた私の部屋にいた蒼。


最初は普通に何気ない会話をしてて、忘れているのかとさえ思った。

…いや、忘れるわけないですよね。


そのあとやっぱり聞かれた。



「ねえ、返事ちょうだい。」


「今…?」



正直なところ、まだ決まってない。

でも私なりに考えたことを言えばいいんだよね?


だって蒼は、どんな答えも受け止めるって言ってくれた。