また、あの切なさが混ざったような表情を浮かべる。 「だけどさ、幼なじみでも、俺は男なんだよ」 「…わかってるよ」 「わかってない。那智は、無防備すぎる。今だって男と2人きりなんだぞ?」 だけど、それは蒼だからで… いつものことなのに。 ほぼ毎日、この部屋には2人きり。 「男として…幼なじみ以上に見てほしくて、俺なりに努力してきた。でも那智は、一度だって男としてみてくれかった。」