「…きゃっ、
話してください!!」


「“きゃっ”だって~、
超そそられるんだけど」


逃げなきゃ…!!

あたしの手を掴んでいる人を
思いきり突き飛ばした。


「…いってぇ―…、」


「おい、さっさと黙らせようぜ」


「そうだな」


そう言って、いやらしい笑顔
で近づいてくるその人達が
恐くなって、後退りしたけど
背中の後ろには壁があり、
男の人達に囲まれる形に
なった。