それを大事に巾着袋に入れて
帰ろうとしたら、

2人の男の人に声をかけられた。


「お姉さん♪一人なの~??」


「良かったら、俺らと回らない??」



「…友達が待ってるので、
失礼します」



「友達なんていないじゃん」


「あ、もしかしてはぐれたとか??
それなら一緒に探してあげるからさ、行こ??」


そう言って、あたしの手を
強引に引っ張った。