あたしだけを愛して




―――――――――
――――――



「はぁ、はぁ…」



境内に戻ってさっきまで
座っていた辺りを携帯の
光で照らして探した。



「どこだろ―…」


ここじゃなかったのかな??



そう思って引き返そうと
したときに足が何かに
当たったのを感じた。



「…あっ、あった―!!」



そこにあったのは、
千秋ちゃんが落とした
ブレスレットだった。