一緒に寝たら今の気持ちをそのままぶつけてしまいそうで怖い。
今日はソファーに寝よう。
リビングに戻りふと目に入った食卓の上。
夕飯、作ってくれたのか。
一口食べるとうまくて止まらなくなってしまい、結局全部たいらげた。
珠莉………
夕飯を作って待っててくれたお前の気持ちは、まだ俺にあるって思っていいのか?
ソファーに寝転ぶとすぐに睡魔に襲われた。
明日は珠莉を会社に連れて行こう。
どこにも行かせたくないしな。
そう思ってる時点で、俺は珠莉を束縛してる。
今にも寝そうな頭でそんなことを考え、深い眠りについた。
―――――――
翌朝。
目を覚ますと、何かを焼く音といい匂いがした。
キッチンに向かうといつものように弁当と朝ごはんを作っていた珠莉。



