―――――― 「ママ〜!」 背を向けた一枚の扉を隔てた先。 我が子の声が聞こえてきた。 「パパ!ママは?」 「ママはこっち」 愛する人の声も聞こえてきて、我が子が一人じゃないことに安心する。 それでも、我が子の元へ行きたい衝動にかられるけど、今はそれができない状態だ。 コンコン 扉をノックする音がなり、返事をする。 「はーい」 カチャリと音がして、目の前の鏡で扉の方を確認する。 そこには、わたしが予想していた通りの人達が……… 愛する人と、その人に抱かれた愛する我が子だった。