「まさか……行きつけのお店がおじいちゃんの店なんて………」




目を腫らしたわたし達は笑った。




「そういえば、ChouChouカフェを漢字で書く場合、知ってる?」




わたしは翡翠と目を合わせ、首を傾げた。





「う〜ん、わからない」



「ちょっと待ってね」




おじいちゃんは、ペンと紙を持ってきて、それに書きはじめた。





「こう、書くんだ」





そう言って見せられた紙には………



『珠珠カフェ』



と、書いてあった。





「これって………」



「うん、珠莉ちゃんの名前からだよ」



「そうだったんだ………」



なんか恥ずかしいな……自分の名前が使われたお店に、よく行ってたなんて………