「ごめんね、今ごはんあげるからね〜」




わたしは陽翔を抱き、おっぱいを飲ませる。





「おいしい?」




答えは返ってこないけど、陽翔に声を掛ける。



だけど、陽翔がわたしをじっと見つめてくれていて、その視線が答えてくれているような気がする。





おっぱいを飲み、お腹が脹れると、また気持ち良さそうに眠り込む陽翔。






「ふふっ気持ち良さそう」




そんな独り言を漏らした。




子育ては大変だけど、苦ではない。



知り合いの人がきてくれたり、手伝ってくれたりしてくれるから、息抜きができる。




昨日だって、茜や結治さん、葵ちゃんが来てくれた。




葵ちゃんは結治さんのデレデレぶりにに、「お父さん、気持ち悪い!」って、言ってた。