☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】




「翡翠、陽翔はまだあんまり外に出たらダメ………」


早く車に戻らないとと、思っていたわたしに、翡翠は鍵を渡した。





「だから、早く開けてくれ」




えっ…………?



どういうこと?




意味がわからないまま、翡翠に言われた通り、家のドアに鍵を入れ回した。




カチャリ、と音が鳴った。



「珠莉、開けてくれ」





言われるがまま、ドアを開けた。



真っ暗……あと、新築っぽい匂い………?





翡翠は先に中に入り、慣れた手つきで、玄関の明かりを点け、靴を脱がずに、そのまま奥の部屋へと入って行った。




「お邪魔します」




遠慮がちにそう言って、わたしも翡翠のあとに着いて行った。