☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】




っ……!!




その声に反応し、抱き止めてくれた人を見るため、上を見た。






「………ひ、すい……?」





どうして……?





結婚相手のところに、行ったんじゃ………なかったの………?






「珠莉……」




翡翠はわたしの体を優しく離すと、両手をわたしの腕をなぞるようにゆっくり降ろし、わたしの両手をこれまた優しく握りしめた。






その間も、わたしとの目は離さなかった。




「翡翠……?」






どうしたの……?





そう聞こうとした矢先翡翠が口を開いた。





「珠莉………」




名前を呼ばれたと思ったら、翡翠はわたしに優しい顔で微笑んだ。





そして…………













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