☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】




翡翠は止めていた足をまた動かした。





「珠莉」





待って………



意味がわからない………
頭が真っ白。






だってさっきテレビでは…………





「翡翠………誰か、いい人見つけたんでしょ?……その人と………結婚するんでしょ?」






わたし以外の人と…………



そうでしょ?



わたしと連絡を取らなかったのはそのためだったんだね………




「ああ、そうだ」




………………



そんなにあっさり認めちゃうんだね。

そっかぁ………


奈落の底に落ちた気分だ。



「だった…ら、早く、その娘のところに行って……プ、プロポーズ、でも…して来れば、いいじゃない!!」





なんでわざわざわたしのところに?



わたしのところに来たって何の得もないのに……………