すると、顔を近づけわたしの額に口づけをしてきた翡翠。
そして、次は頬に首筋に…………
最後は、唇に。
深い深い口づけ。
好きだ、愛してるよと溢れるくらいの思いが伝わってくるくらい。
好き、好き……………
わたしも翡翠の思いに答えようと必死だった。
翡翠、好き………だいすき。
愛してる。
その思いと同時に涙が溢れた。
「…………っん」
それに気付いた翡翠は、唇を離した。
「珠莉………」
「ご、ごめん、なんでも、ないの。なんか、勝手に、涙が…………」
違う……………違う。
こんなの言い訳だ。
わかってるんだ、本当は。
