翡翠はやっぱり…………たくさんのこと考えてる。
わたし達が幸せでいられるように。
わたし達の未来のために…………
泣き止み落ち着いたわたしは、決心したように翡翠を見て言った。
「お願い………わたしにも何か手伝わせて………
翡翠だけに任せるわけにはいかない。
これは、わたし達の問題なんだから…………」
「ありがとう。
でも珠莉は、身体のことだけ心配してて」
まだ納得しきれていない翡翠。
だけど、わたしも負けないから!
「それじゃあ、だめなんだよ、二人でしなきゃ………
それに、わたしも何かしたいの。
翡翠のために、この子のために」
わたしのお腹にある翡翠の手の上に、自分の手を重ねた。



