☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】




翡翠もわたしの腰に腕を回した。





「翡翠………ちゃんと寝てる?」




わたしはいつもとおなじように翡翠に聞いた。



「寝てる」



「ご飯は?」



「食べてる。
珠莉は……心配するな。大丈夫だから」




そう言ってふわりと微笑んだ翡翠を見て、目頭が熱くなる。





「珠莉……?どう……「翡翠のばか!!」」




わたしは翡翠の言葉を遮って、翡翠を睨んだ。





「もう……そんなに、頑張らないで……
わたしのために………そんなにボロボロにならないで!!
お願い…………」





わたしは翡翠の首筋に顔を埋めて泣いた。




もう………いいよ………



翡翠……わたし……いいから…………





「翡翠がボロボロになるくらいなら………もう……結婚しなくていい」