☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】




「ダメなものはダメだ。
もういいだろ?
部屋に戻って休みなさい」



「結治さん!!」




「戻りなさい…………」





「……………」




冷たくそう言われ、もう何も言うことができなかった。




「………失礼します」




わたしは、結治さんの部屋を出て、自分の部屋に戻った。




多分………結治さんはまだ、お母さんのことを気にしてる。




わたし達がお母さんみたいにいなくなるんじゃないかって……………





でも………結婚を反対するのは……どうして?




結婚を許してくれたら、逃げることもないのに…………




結治さんも………翡翠も………何を考えているのか、わからない。





そんなことを、ベッドに横になりながら考えていたわたしは、いつの間にか眠ってしまっていた。