まぁ………いいや。
翡翠がその気なら、わたしは勝手にやっちゃうから。
知らないからね!
わたしは勝手に一人で怒りながら、結治さんのいる部屋へと向かった。
――――コンコン
「結治さん!」
扉をノックして扉を開けると、結治さんがパソコンに向けていた顔をこっちに向けた。
「珠莉ちゃん?どうしたんだ?」
結治さんは優しい笑顔で聞いてきた。
優しいのになー…………
「お話があるんです。
今大丈夫ですか?」
「ああ、構わないよ」
そう言って、今度は身体ごとわたしの方を見た。
大丈夫。
結治さんなら…………きっと………



