☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】




「親戚だ」




し、んせき………?




わたしが固まっていると、翡翠が言葉を付け足した。



「この人は珠莉の叔父……お前の母親の弟だ」




お母さんの弟………?




わたしはびっくりして、男の人を見た。



男の人もわたしを見ていて、すごく切ない顔をしていた。


そして、わたしの手を取って言った。





「やっと………会えた………」



そう言って、静かに涙を流した。





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三津木家。



わたし達は今、叔父さんの家にいる。


あれから、翡翠と叔父さんは挨拶をしてパーティーを抜け出し、わたし達と一緒に叔父さんの家に来た。





わたしの叔父さんの名前は三津木結治さん。



どうやら会社の社長さんらしく、翡翠の会社とライバルみたいな関係だって教えてもらった。



だから、会社に結治さんが来た時は驚いたって、翡翠が言った。