「……………」




熊谷はジッとわたしを見つめていたが、わたしが言葉を詰まらせていると、口を開き目を逸らした。




「いい………今のは忘れてくれ。すまない」





熊谷はわたしの体を離した。




「くまっ「今夜の19時に迎えに来る。それまでに準備しとけよ」」




わたしの言葉を遮り、熊谷は部屋を出て行った。






わたしは何をするわけでもなくただそれを、ぼーっと眺めていた。