☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】




それは…………




反論出来ない。




「珠莉に変われ」



『わたしと同じ場所にはいないですよ?
一緒にいるのは、熊谷。
今頃二人で仲良くやってるじゃないですか?』




そして、また電話の奥でくすくすと笑い出した。




「……っお前っ!ふざけんな!!」




我を忘れて怒鳴り、デスクを殴った。




あいつと……いるのか……………





『あの子がどうなってもわたしには関係ないわ。
せいぜい頑張って探して下さいね』




鳴り響く機械音。




「クソッ!!」



ダン!!

ともう一発殴った。




「翡翠………抑えて」



…んこと言われても………



「抑えられるわけねぇだろ!!」



「一体………どうしたんだ?」




そう聞かれて、やっと三津木社長達がいることを思い出した。