それは…………
反論出来ない。
「珠莉に変われ」
『わたしと同じ場所にはいないですよ?
一緒にいるのは、熊谷。
今頃二人で仲良くやってるじゃないですか?』
そして、また電話の奥でくすくすと笑い出した。
「……っお前っ!ふざけんな!!」
我を忘れて怒鳴り、デスクを殴った。
あいつと……いるのか……………
『あの子がどうなってもわたしには関係ないわ。
せいぜい頑張って探して下さいね』
鳴り響く機械音。
「クソッ!!」
ダン!!
ともう一発殴った。
「翡翠………抑えて」
…んこと言われても………
「抑えられるわけねぇだろ!!」
「一体………どうしたんだ?」
そう聞かれて、やっと三津木社長達がいることを思い出した。



