☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】




それってうちのすぐ近くじゃねぇか………


珠莉がいたのはすぐ近くだったのか?



はぁ………と小さくため息がでた。



でも、近くってことは…………家に戻ってる可能性もある。





「理恵」



「今してる」




理恵はすでに家に電話を掛けていた。


さすがだな。




「翡翠、出ないわ」




おかしい…………

家にもいない。



歩いて来てもさすがにもうついてる。




何かあったか…………?




っ…………




俺はソファから立ち上がり、心当たりのあるところへ電話をした。





『もしもし』



「俺だ」



『あら?
翡翠さんから電話をくれるなんて、嬉しいわ』



こいつ…………

俺はしたくてしてんじゃねぇよ。