☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】




うそ………だろ………?



言われた瞬間、理恵も俺も息を呑んだ。




「じゃあ………あなたは………珠莉の…………」



「叔父だ」




まさか…………珠莉に血縁者がいるなんて……………



「頼む…………その娘に会わせてくれ………!」




三津木社長は頭を下げて俺に言った。




三人は俺が珠莉を隠していると思ってるみたいだ。




「三津木社長、頭を上げて下さい。
珠莉は本当にまだ帰ってきてないんです」



「嘘つかないで!
珠莉ちゃんは結構前にわたしの家を出ているの!」



「嘘はついていません。
珠莉が何時頃に出たかわかりますか?」



「9時半から10時半の間よ」




今は…………11時半か………




「失礼ですが、ご自宅はどちらに?」



「西区にある三波マンションよ」