それから、何もする気になれず、風呂に入ってベッドに横になった。
珠莉がいない夜は……………
中々寝付けなかった。
そして、翌日。
会社に向かい、珠莉が戻って来ることを信じて待っていた。
本当は仕事もせずに、家にいたいところだけど…………仕事も山積みだからそうはいかない。
「翡翠、何をそんなにイライラしてるのよ?」
「イライラしてねぇ」
理恵にイライラしてると言われたけど、俺はしてるつもりはない。
「してるわよ!
さっきからいろいろ乱暴なんだから!
物に当たらないで!」
うっせぇ……………
――――PRRRR
理恵と言い合いが始まりそうになった時、内線の電話がなった。
それに理恵が出た。



