☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】




「お金?いいよ、そんなの」



そんなのって…………

さすがお金持ち………



無理矢理着せられたけど、一応わたしの服なわけで。




しかも、この服………意外と高くて五万くらい。



今の持ち金じゃ無理だけど………





「せめて半分くらい払わせて下さい」



「いいよ、デートしてくれるお礼に……ね?」



「でも…………」





聖真さんはそう言うけど、お金とそれは関係ないよ………





「あんまり気にしないで。
俺が好きでやってるんだから。
それに、俺が欲しいのはお金じゃなくて……………」



そこまで言って、聖真さんはわたしをジッと見た。



何が欲しいんだろう?




それから聖真さんはフッ……と笑い言った。



「お金はとにかくいいよ。
そんなに気にするんだったら、キスしてよ」




そ、それは………

さすがに………