"どうなってもしらねぇぞ………"
耳元で囁かれ、ゾクッとした。
その後見た翡翠の顔は…………悪魔のように妖艶に微笑んでいた。
―――――――
「茜!待って!
パーカー着てないと………」
怒られる!
「パーカー?
海に入るんだし………着てたら濡れるよ?」
「パーカーは濡れても大丈夫だから、とにかく取りに行かせて!」
「わかったわかった。
じゃあ、一緒に行こ。珠莉一人じゃ危ないし」
茜はわたしの手を引いて、さっき通ったところを反対に歩きだした。
よかった………
これで一安心…………
「君達、今ひま〜?」
声がした方を見ると、いかにもチャラそうな男の人が三人いた。



