「早く戻るぞ、腹減ってんだ」
まだ、弁当、食べてないんだよ。
だけど珠莉は………
「た、立てない……」
だそうで。
「は?……仕方ねぇな」
そんなによかったのか?
一回しかしてないのに、立てなくなるとは………
また今度もしてみるか。
乱れた服を整えながら、そんな考えをしていた事は珠莉には言わない。
それから横抱きで社長室まで運んだ。
結局、理恵には何をしていたのかばれて珠莉は恥ずかしそうだった。
家に帰り、珠莉はいつもより豪華な夕飯を作ってくれた。
うまかったけど、量が多くて全部食べるのには一苦労だったよ。
一緒に風呂に入りそのまま……と思ったけど、珠莉は無理矢理俺から離れて浴室を出て行った。



