☆続☆恋する*spring〜春をうられたわたし〜 【完結】




俺は次の場所へと向かった。



食堂。



人が多過ぎる。

こん中にいんのか?



ここでも、俺を見て珍しがる社員達がいて、邪魔をする。





クソッ………見つかんねぇ………




例え社内でも何が起こるかわからない。



その前に………

珠莉、許可証持って行ってんのか?




……………




急ごう。




結局、食堂では見つけられず、1階のホールを捜していた時、携帯がなった。




『翡翠?
茜ちゃん、戻って来たそうよ。
知らない女の子も一緒にいるって』



「わかった」




急いで経理部に戻った。





「紺野」



経理部に行き、紺野に話し掛けると、一人だった。



「珠莉は?
一緒じゃなかったのか?」



「さあ?
ちょっと話がしたいんですけど」




こいつ………怒ってないか?



「なんだ?」



「ここじゃ、あれなんで………
こっちに来てください」