しばらくすると先生が出てきて、こういったんだよ。
「最善は尽くしたのですが…申し訳ありません」
「大地は大地はどこにいんの。早く逢わせてよ」
「陽菜ちゃん気持ちは分かるけど落ち着こう」
「私のせいなんですきっと。私がもっと笑顔で送くれば、大地は心配なんてしなかったのに…」
「そんなことないよ、陽菜ちゃんのせいじゃない。運が悪かったんだ、大地も運転手も」
先輩達は泣いていたけど必死で私を落ち着かせようと、背中を撫でてくれた。
やっと大地に再会できたころには、あなたは冷たくて…手を握っても握り返してくれくれなくて…寝てるようにしか見えなかったけどもう、私を呼ぶことも…キスをしてくれることもなかった



