『えー?何でそんな野暮なこと訊くのさ?』 「うるさい。今質問をしているのは俺の方だ」 『一緒にいるからに決まってるでしょ』 「だったらなぜ一緒にいる」 『それは……君にいいニュースと悪いニュースを伝えるためだよ』 思わず身がすくむ。 彼の表情を読み取ったのか、恵一が不安そうな顔で紘哉を見る。 「拡声器ボタン押して」 そして、口パクで合図をする。 紘哉は一つ頷き、ボタンを押した。