こちらミクモ探偵事務所4


息が少し苦しい。
私は目を閉じ、息を整えようとした。

どん、とどこから固い音が聞こえてくる。
それと同時に、自分の胴へ違和感を覚えた。

恐る恐る下へ目をやる。
そこには、ナイフらしき物が深々と刺さっていた。

認識して、初めて感じる痛み。
そして体から力が抜ける。

「な……んで……?」

掠れる声。
私はズルズルとしゃがみこみ、男を見上げた。