「そう言う事では……」 「ヒロくん、お姉ちゃんの言うことは聞くもんだよ。 それに、アナタが一番ここから出たいって顔してるし」 「……」 それを言われると否定できない。 顔は真っ青、タンスの角やベッドの縁をつかんでいる紘哉に言われても、全く説得力がない。 それを見た霞が、何かいいことを見つけた時のように笑う。 「アレ?紘哉サン、高所恐怖症ッスか?」 「……うるさい」