恵一に林檎を手渡そうとしたとき、三津子から止めが入った。 「あの……三日間はこのままでお願いします」 「どういう事ッスか?」 霞が怪訝そうな顔をして訊く。 彼女はポケットから一枚のメモ用紙を取り出した。 「『少なくとも、三日間はこの状態でいさしてください』……恐らく、シア姫の遺言だと思います」 「……腐敗しそうッスね」 「それは否定できませんが、どうかお願いします」