こちらミクモ探偵事務所4


「紘哉さん、もう遅いよ」

肝心の羽兎は紘哉の忠告を右から左へと受け流した。

そして、血溜まり部分へ歩いていく。

「この血の量……やっぱりすごいね」

そう言う彼女の表情は、心なしか楽しそうに見えた。
そして、ゆっくりと振り返って紘哉を見る。

「やっぱり人間の血って綺麗だよね」

「……あ?」

「知ってる?静脈血より動脈血の方が綺麗だって」

「……」