「だってさ、ワタクシがヒロくんの事間違えるハズないもの」 「なんで?」 「この水晶にそう書いてあるの」 ヱリキ足り娘もとい、三雲紘実は水晶玉を掲げて告げる。 その瞬間、辺りが凍りついた。 「……そう言うのいらない」 冷たい目で紘実を見下ろす弟。 彼女は少し頬を染め、うっとりしたような声で言った。 「そういうヒロくんも大好きよ」 「やめろ。気持ち悪い。近付くな!」