真っ黒いスーツに真っ黒な髪。 この男、見覚えがある。 「依頼があった。これを君に渡して欲しいと」 男はポケットから紙切れを出し、私に向かってそれを差し出す。 私はゆっくりとその紙を受け取った。 「中身は一人になったときに見てほしいだとよ」 「分かった。ありがとう」 ニッコリ笑って返事をする。 「因みに着払いだから」 「……嘘でしょ?」