「……お前誰だよ?」 「その凄んだ低い声も素敵ね」 「……」 話が通じない。 彼女の腕が更にキツくしまる。 「ねぇ、まさか忘れたワケじゃないよね?ヒロくん」 「その呼び方……!」 「思い出してくれた?」 後ろで微笑んでいるのが分かる。 紘哉が振りほどこうと、身を動かしたその時。