「犯人はだいたいそう言うの」 羽兎は紘哉を軽くあしらうと、霞の側に近寄る。 そのまま身を乗り出しながら、入館記録を覗き込んだ。 「……俺の味方はいないのか」 「普段の行いが悪いからだよ」 彼女はサラッと流す。 その顔は楽しそうだ。 「ワトコ……それだとシャラオと同類になるぞ」 「いいよー!だって霞さんの方がずっと優しいし」 「……勝手にしろ」 それだけ言うと、紘哉は部屋を出ていった。