迷惑そうに顔をあげる紘哉。 彼女は話を続けた。 「私、夢の中で紘哉さんの声を聞いたんだ」 「夢の中?」 「うん。『お前ホントにバカだな』って」 「なるほど……でも、バカって事実だろ?」 「……」 無言になる羽兎。 彼女はもう一度思いきりデスクを叩いた。 「……もういいよ。どうせ私はバカですよ!」