すると、恵一が気まずそうに答えた。 「それが……連絡したのに留守電になってるんですよ」 「留守電!?」 「携帯電話にもかけたんですけど……出ませんでした」 「何でなんだろう……」 不安そうな顔になる羽兎。 そんな彼女に向かって、恵一はニカッと笑った。 「俺にも分かりません。そこは、羽兎さんが退院したら確かめてください」 「……うん!」 羽兎もそれに応えるように、ニカッと笑った。 白い清潔な病室の窓から朝日が差し込んでいた。