こちらミクモ探偵事務所4


もっと下まで潜ろうと手を伸ばしたその時。

『――お前ホントにバカだな』

「!?」

その声は耳ではなく、直接羽兎の脳内に響いてきた。
思わず頭を押さえる。

『羽兎ちゃん、どうしたの?』

「分からない……」

女の子の心配そうな声が聞こえる。
羽兎は首を横に振った。

『これだからお前はバカなんだよ』