もっと下まで潜ろうと手を伸ばしたその時。 『――お前ホントにバカだな』 「!?」 その声は耳ではなく、直接羽兎の脳内に響いてきた。 思わず頭を押さえる。 『羽兎ちゃん、どうしたの?』 「分からない……」 女の子の心配そうな声が聞こえる。 羽兎は首を横に振った。 『これだからお前はバカなんだよ』