こちらミクモ探偵事務所4


「あたしは……何やってたんだろうな……」

紘哉の隣で夏紀がボソリと呟く。
右肩を押さえてはいるが、支え無しでちゃんと歩いていた。

「ねぇ、紘哉」

「……知るか、そんなの」

ぶっきらぼうに答える紘哉。
夏紀の顔に影が差す。

「分かる事と言えば……こんなにまどろっこしい事をする必要は無かったって事だ」

「……」