外にはパトカーが止まっていた。 さっきまで静かだった塔周辺が、一気に賑やかになる。 不思議そうな顔をする紘哉に向かって、恵一は照れ臭そうに言った。 「俺だってやるときゃやるんだよ!」 「いつもこうだと問題ないんだけどな」 「うるせーよ!」 恵一は紘哉と夏紀を置いて、スタスタと行ってしまった。 「犯人ほったらかしにするなよな……」 感心したのもつかの間。 やはり、呆れることしかできない。