「アナタが探偵だってこと知ってた。だから、黒蜜会にいることを利用して……」 徐々に泣きそうな顔になっていく。 紘哉は、それを黙って見ることしかできなかった。 「ねぇ紘哉、あたしのお願い聞いてくれる?」 「何だ?」 「あたしと一緒に――死んで?」 「……は?」 思考が停止する。 なぜそのような考えに至ったのかも理解できない。