「だけど……一人邪魔者がいたの。アナタの周りをうろちょろして、あたしの入る隙すら与えなかった……」 「ワトコの事を言いたいのか」 「そう言うこと」 彼女の目が細くなる。 紘哉は小さくため息をついた。 「何を勘違いしているのか分からないが……アイツに恋愛感情など無い。強いて言えば、家族のようなモノだな」 「家族……?」 「泣いたり笑ったり、同じ時間を過ごす。それで時には助け合ったり。 ワトコだけじゃなくて、ケイや紗季、みんなに対して思ってる」